4月7日

 暇なので本屋にめちゃくちゃ行っている。週3は行ってる。その中で気になるタイトルの本を見つけた。『「違うこと」をしないこと』。吉本ばななの本らしい。前書きのあたりを読んで分かるな〜って思ったけど、その後の対談がちょっとスピリチュアルすぎたので本は閉じてしまった。その対談が刺さる日が来るかもしれないし、一生来ないかもしれない。別にどちらの人生の方が優れているというわけではない。

 しかし、“「違う」ことをしない”はうまい言い方だなあ。“「したくないこと」をしない”とも“「したいこと」をする”とも絶妙に違うニュアンス。したいことをするっていうのも確かにあってるけど、「したいこと」の入れ物には含まれないけど、人生において必要なものっていうのも確実にあるはずだ。

 「違うことをしない」って言ってみればそんなに難しい考え方ではない。 私が最近「確かに」ってなる考え方はどれも決して難しくない。「言わないと伝わらない」とか「楽しく機嫌よく生きる」とか「人に優しく」とか。まあ確かにそうだし、思えば保育園でも小学校でもこういうことって言われたなって感じ。幸せの青い鳥のように真理もうちの中にいるのだろう。あとは気づくだけなのだ。

 こんまりメソッドよろしく、ときめかないもの捨てるっていうのは物だけじゃなく、生き方でも当てはまる。身軽に生きるのが一番、もう違うなら捨てなきゃね。

 

最高

 明日の11時頃に新元号が発表されるらしい。去年の夏頃に高校の友達と集まって新しい元号を当てる賭けをした。すっかり忘れていたが、私が挙げた候補の中に「出光」があった。全くふざけてる。

 平成生まれの私はこの21年間平成生まれが主役だぞ!って感じで生きてきたけど、次の元号になったら「ププ!平成生まれ!(笑)」って言われちゃうのかもしれない。まあそれはそれでいっか。新しい子供たちに悔しがるふりでもしてあげたい。

 新元号に変わる少し前に私はまた一つ年をとる。今まで私の人生がいかに素晴らしかったから。私は人によく恵まれた。親族はもちろん、私の友達は全員最高。賢く、顔が可愛く、生きるのがうまくて、抜群に面白い人ばかり。みんな声がでかい。

 私が世界の中心と思っていた高校生の頃、5人6人で横に広がって騒いで歩くのが私のステータスだった。大学に入ってかつての私のような女子高生を見つけるとウキウキしてしまう。今が一番と思ってるでしょう!まだまだ上がありますよ!

私の人生は最高。新元号になっても最高!新しく生まれる新しい年の子供たちも最高!世界は最高。

 

itzyがいかに素晴らしいか

 韓国の大手事務所JYPからTwiceの妹分として最近デビューしたのがitzyだ。最年長が2000年生まれで、末っ子に至ってはまだ中学生!

 2月1日にpvが公開されて、おそらく今バンバン1位を取っている。タイトルは「DALLA DALLA」。彼女らは「みんなが私の格好を見て遊び人みたいだよって注意してくるけど、それが何?悪いけど気にしない」「美しいだけで魅力がない他の人たちと私は違う 私は今の私が好き あなたの基準に当てはめないで」っていう歌詞を派手な格好でゴリゴリに踊りながら歌う。もちろんダンスや歌のうまさは折り紙つきで、ビジュアルも全員違うタイプで美しい。でも、なによりもこのコンセプト!自分たちが自分たちの好きなものを選択していることの素晴らしさを存分に歌い、最後のサビに入る前に「Keep your chin up, we got your back  Keep your head up, just keep on dreaming」って踊る。「私は最高だし、あなたたちの後ろには私たちがついてるから夢を追って」なんて素晴らしいの!これを聞いて韓国のティーンがいかに勇気付けられるか。この曲は人生賛歌。

 あまつさえ最後の決めに彼女たちは自分の頭に自分で王冠を乗せるポーズをする。IZ*ONE(もちろんIZ*ONEもめちゃくちゃかわいい)が「国民プロデューサーの皆様私に投票してください」「選んでくれてありがとう」とかやってるなか、itzyは自分が一位であることを自分で示す。アイドルが選ばれるプリンセスから自立したクイーンになる時代がようやく来た!!ラプンツェルが塔を抜け出し冒険して、ヒーローを救い、itzyがI love myselfって歌う時代!女の子はお飾りの優勝商品じゃない!!あ〜〜〜!!!これからの女の子は選択がどんどん増えるし、男の子もかつてのしがらみから解放される!!素晴らしい時代!サイコ〜!!!!!!!

 主語がでかくなってしまったけどitzyは最高だから是非見て欲しい。私はイェジとリアを押しています。

新宿ショートショート

 就活のために毎週末と言っていいほど東京に足を運んでいる。今週は泊まりなので新宿のカプセルホテルに来た。

 カプセルホテル初体験。めちゃくちゃ繁華街にあって怖かったが、中はとても静かで店員さんの感じもよかった。

  ひとり分の洞窟のようなカプセルホテルの写真を送ったら、彼氏が「ゆき届いた生活だね」と返信してくれた。 主人公が通勤するチューブの中を走る乗り物から連想したのだな。私も実は星新一のことを考えていた。タイトルは思い出せないけど、近未来、人口爆発でどんどん家が狭くなるというショートショートだ。4人家族が今より狭い家に引っ越すだけの話だが、無駄に生かされるだけになってしまった人類の白い無機質な様子が映像で浮かんでしまって少し背中がスンとする。なんとなく怖い。

 彼氏はこのショートショートは知らないという。

 

 

忘れること

 中3のときに母方の祖父が死んだ。祖父は長い間認知症だった。

 祖父は絵に描いたようないい人だった。 聞いた話によると祖父はなかなか辛い幼少期を過ごしたようだった。それでもグレずに立派な大人になって、いい人ゆえに大変な苦労をし、子供を三人育てて、猫をたくさん拾って育てて、そのあと孫五人を育てた。被服店を辞めたあとにボケてしまったらしい。私は多分小学生になるくらいだった。同じ話を何回もするようになって、最後の方は私と母を混同した(私に向かって「弘子(母)綺麗になったな」と言った。悲しかったし、ちょっと嬉しかったし面白かった)。

 私が大学進学して家を離れると、今度は一緒に住んでいる父方の祖母が認知症にかかった。びっくりした。こんなにしっかり者の祖母がまさか。祖母の認知症は祖父のときよりズンズン早く進んでいる気がする。年に3回くらいしか帰らなくて、会う機会がないからそう思うのかもしれない。祖母はご飯とお金にとても執着するようになったらしい。祖父はおっとりボケていったが、祖母は昔からの意地悪な口調のまま少しずついろいろ忘れている。一匹しかいない猫が二匹いると言って、一人しかいない父が二人いると言って、一人っ子の私の姉を探す。帰省中、祖母は夜中に車に閉じ込められているから助けてと大声で叫び自分の部屋の押入れに足を突っ込んで困っていた。そのあと祖母は「ご飯を食べていない」と言って二度目の夕飯を食べて寝た。

 小学校三年のときの担任はおっとり太っていて自虐で子供達を笑わせ、みんなに好かれていた。先生が「ボケちゃって」と言って笑いを取るのが大嫌いだった。お前に何がわかるのだと思っていた。私だけそんなことばかりずっと覚えている。

 

 

モテた〜い!

 先輩にオススメされた映画が面白く、新年早々鳥肌がミゾミゾ立って素晴らしい気分になった。あまりに良かったのでどこがどう良かったか長文のラインを送ったら、先輩も長文のラインを返してくれた。それだけでも嬉しかったけど、1つの文が三分おきくらいに送られていたのでギュン!となった。あ〜〜ちゃんと考えて文章打ってくれたんだ〜〜〜。

 その人はつかみどころがなく軽いイメージだったので、私のために何分か割いてくれたことが嬉しかった。

 最もキュンと来るのはギャップだ。ヤンキーは雨の日に子猫を拾うし、チャラチャラしてる風の先輩が好むのは硬派な人間ドラマだ。普段見せない部分があんこにちょっとだけ入れる塩のように人間性のアクセントになる。無駄に自分を語らないことが一番手っ取り早いモテライフハックだな〜〜。

 そしてやはり先輩はめちゃくちゃモテる。いつ見ても違う女の子といる。