最近思い出したとりとめのないこと

 田中聖がKAT-TUNだったころ、なんかの番組で「自分の稼ぎで実家を建て直した」という話をしていた。そのあと色々あったが、私にとって田中聖は見込みのある青年というだ。なんたって20代で親に家をプレゼントしたのだから。田中聖に負けないぞ!私も頑張るぞ!と思う。

 


 祖母の家で飼っていた猫は、東京からたまにくるいとこが苦手だった。小さい子供はうるさいからだ。いとこが遊びにくると、猫たちは決まって隠れた。でも私は猫たちがどこにいるか知っている。私がこっそり2階に行って「どこにいるの〜」と何度か聞くと、棚のカーテンの後ろから小さい声でニャーと返事が返ってくる。そばに行くと「ここにいること言わないでよね〜」という感じで黙って撫でられる。それがたまらなく優越感だった。

 

 過去に龍の夢を見たことを思い出す。

 オレンジ色の龍(というよりはドラゴン)の背に乗って小児科に行く夢だった。通学路の辺りを低空飛行したあと、高く飛翔し、雲の上を悠々と泳いだ。乗り心地もかなりよかった。夢占い的に最高の暗示だと思う。

 白い龍(これは千と千尋のハクのような龍)の夢も見たことがある。龍は怪我をしており、山にもたれてぐったりしている。放っては置けず、なんとかしようとするが、あまりなんにも出来ないという夢。解決しないまま目が覚めた。そのころはちょうど受験の合否を待つタイミングで、目に映る全てのことがメッセージだった。夢占いは吉凶どちらもありえそうで、それを見て悪い思い込みをするのが嫌だったので、決して夢占いの意味するところを調べなかった。結局受験には受かった。

 

 

7/28(月)の日記

 辛い気持ちを散らすために買った花が1日で萎れた。昨日は天井を向いていたのに今日はがっくりしている。私が持っている負のエネルギー的なものを吸い取ってしまったかもしれない。

 

 この前、化粧をしたのに顔があまりにもダサい日があった。いつもと同じセオリーでやってるのにメイクがまとまっていない。パーツパーツで見るとそんなに変じゃない。なんでかなあと思って少し離れて顔全体を引いてみたら原因が分かった。クマだった。クマのせいで歳をとって見え、それが若作りしているような痛さを与えていた。コンシーラーを塗り直して、上にセザンヌの「ババアの粉」をササっと払ったらだいぶ改善した。

 

 疲れていると花も枯れるし顔もダサくなる。ただ生きているだけなのにこんなにしんどい。

7/8(水)の日記

 元気がなくなる。それはすなわちスピに興味が湧いてくるということ。私のメンタルとスピ関心は完全に同期している。しいたけ占いを調べ出したら不調の合図だ。落ち込みがピークになると「◯月に世界は破滅する」みたいな都市伝説を見出す。世界が破滅する予言を見ると安心する。どんなに落ち込んでも◯月には全てなくなると思えるから。

 今はしいたけ占いと破滅主義の中間、風水を気にし出すフェーズだ。Xで「不調や悪い気持ちは寝具に溜まるので、シーツや枕カバーは頻繁に変えるべき」というポストを見たので、さっそく取り替えた。サラサラで気持ちが良い。運命に効いている感じがする。一方で、寝具が清潔だと気持ちがいいのは、風水ではなく衛生だなあとも思う。

6/30(火)の日記

 最近「災」というドラマを見た。WOWOWで放送されており、ドラマを再編集した?映画も公開されていたらしい。

怖いやつです

 この予告だけでも見てほしい。見たら分かる、いやすぎる。「ちょっと待って、嘘、嘘」の演技が生っぽくて怖い。この部分でドラマを見ることを決めた。

 香川照之と知り合うと、自分に不幸が起きるか、自分が死んだ方がマシなくらい大事な人に不幸が起きる。それを6話分見させられる。

 歩いている時に「災」のサントラを聞いたら目にうつる全てのことはメッセージになってしまった。前から歩いてくるおじいちゃんが怖い、チャリに乗っている中学生が怖い、ポメラニアンも怖い。バイクで走るおじさんと目が合って怖さのゾーンに入り、世界がスローモーションになった。角を曲がると香川照之が出てきそうで怖い。出てきたら終わりだし。

 もう見ないし、簡単に人にも勧めないけど、今年見た中で一番良かった。良かったというか、良くはないけど。

6/29(月)の日記

 もぬけの殻になっていた。

 少し前に近所に行け好かない店ができた。中で何をしているのか、何を売っているのかよく分からないが怪しい雰囲気を感じていた。しかし盛況で、開店前に並んだ人が、私のアパートのもうここには入ってくんなよという部分まで侵入して溜まる。ゴミ出しの時間にはもうアパートの前に人が溜まって、その人たちをかき分けてゴミを捨てるのにも辟易していた。居抜きでガラス張りになっている入り口を「うちの商売はちゃんと許可取ってやってる」ということが書いてあるポスターで埋め尽くしており、それが逆に疑わしい。

 本当に怪しくないのかもしれないけど嫌なものは嫌で、店の前を通るすら嫌だった。

 しかし、今日見たら店はもぬけの殻になっていた。ベタベタ貼ってあるポスターが剥がされ、ガラスの向こうに内側が見える。がらんどうになっていた。あんなに大盛況だったのに。まだ数ヶ月しか経っていないのに。先週の平日は普通に営業していたと思う。撤収が早すぎて怖い。

 ハーメルンの笛吹きみたいだねと母に言われた。言い得て妙。ゴミ出しに行ってもアパートの前にはもう誰もいない。

 

6/26(金)の日記

 電車に乗った。運よく座れた。向かいの席の人の靴が、黒黒黒黒黒白白でつまらないな〜と思った。みんなもっと色のある靴を履いた方良い。

 電車に乗ってレンタルビデオ屋さんに行った。明日は台風で籠城が見込まれるので時間潰しの漫画を借りようという魂胆だ。雨の中たくさんの漫画を持って帰るのはだるい。巻数が多くなくて面白い漫画の代表格デスノートを借りることにする。久々に行ったレンタルビデオ屋さんは前にもまして色褪せていた。私の父ならこの状態を「へすけた」と形容する。へすけたレンタルビデオ屋で漫画の棚をうろうろ、た行の棚を探してもデスノートが見つからない。デスノートがないわけあるか?ドンケツもあるのに?3周くらいしたが見つからない。デスノートが存在しないパラレルワールドに来てしまった。

 怖くなって店員さんに聞いたら、デスノートはその店舗で取り扱っていないということがわかった。世界線が戻った。

6/24(水)の日記

 犬の障害物競争の動画を見て泣く。犬が走っていると感動する。「頑張っていてえらい!」というのではなく、崇高なものを見せてもらっているというありがたい気持ちで泣けてくる。

 犬の障害物競争で強いのはやはりボーダーコリー。ボーダーコリーは矢のような速さで会場をぶっちぎる。生き物というよりボブスレーを見ているような気分になる。

 そういえば、通学路にボーダーコリーを飼っている家があった。気を引きたくてその家の前を通る時にダッシュするというのを繰り返していたら、ボーダーコリーは私をみると吠えるようになった。小学校を卒業するまで私はその家の前では走っていた。中学にあがり友達と登校することになった。登校中急にダッシュをするのはキモいのでその習慣はやめたが、しばらくはボーダーコリーは私を見て吠えていた。自分から始めて勝手にやめて申し訳ない気持ちになった。

 大人になってからその辺りを散歩したら、もう犬はいなかった。