今年はパフェを食べる

 昨日は夜ご飯を食べた後にロイヤルホストに行った。前々から気になっていた期間限定のりんごのパフェがそろそろ終了と知って我慢ができなかった。母親との電話を「おやすみ〜」と切った後、すぐにコートを着ていそいそ出かける。お母さん嘘ついてごめんね。悪いことをしているようで楽しかった。

 ロイヤルホストの接客は素晴らしい。御令嬢の気分になれる。どういう接客マニュアルなんだろうな。「こちらの席はいかがでしょうか?」なんて!オイラは座れりゃどこでもいいのに。

 りんごのパフェは2種類あったけど、私は背の高い「紅玉りんごと塩キャラメルアイスのブリュレパフェ」を注文した。タイトルからしてうまそうすぎる。

 パフェを待っている間に、家から持ってきた新井一二三「青椒肉絲の絲、麻婆豆腐の麻」を読む。この本がめちゃくちゃ面白い!知識欲が満たされる!脳みそがびちゃびちゃになりそうなほど読んでいて気持ちがいい。こんな本は久々だ!恋だ!!!玉村豊男「料理の四面体」を読んだ時のような気持ちよさ。知らないことがまだまだたくさんあるって嬉しい。面白さに我慢できずに読み切る前にツイートをしてしまった。

 「何だこの本、面白すぎる…!」と思っているうちにパフェ登場。宝石のように美しい。

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メニューの写真より美味しそうだ。そんなことありえる?!上のブリュレ部分をアメリよろしくカチカチ砕いて、りんごと一緒に食べる。うますぎる。寒い中ここまで来た甲斐があった。一口目でら、ここまでの労力の元が取れる。真ん中に乗っているピーカンナッツがまた美味しい。キャラメル味?でさっくりしていた。そして、私が一番気に入ったのが、下の地層にある真っ赤なゼリー部分。味もさることながら見た目がめちゃくちゃかわいい。子供のころ持っていたお姫様のおもちゃの指輪のような光沢。喜びで心がキラキラになる。「パフェの語源はパーフェクト……」と聞き飽きた豆知識が頭に浮かび、「たしかにこれ食べたらパーフェクトって言うわな」と思う。

 お値段は1000円ちょっと。デザートとしては安くないが、この美味しさなら2倍のお金でも食べたい。

 ロイヤルホストでパフェの魅力に気づいたので、今年はロイヤルホストを中心にパフェ部として活動することにした。部員は私だけだから同好会か。