動物園に行った

 この前上野動物園に行った。桜のシーズンで上野自体はめちゃくちゃ混んでいたが、動物園自体は許せる人口密度だった。

 上野といえばパンダ!勇んでパンダのスペースに向かう。すごい行列だ。これは赤ちゃんパンダ2頭を見るための列だという。70分待ち。さすがスター選手。赤ちゃんパンダの列に並んでいたら園内を一周できなさそうな時間帯だったためしぶしぶ諦める。少し先に進むと大人パンダのゾーンに着いた。大人パンダはそこまで並ばなくてもいいらしい。来たからには絶対パンダを見たかったので助かった。大人パンダのオスの方、リーリーを見ることが出来た。最初はやぐらみたいなところでお餅のように寝ていたリーリーだったが、起き上がったあとは人からよく見えるへりのあたりをずっとウロウロしていた。

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リーリーが歩くと人がウォーと沸き立つ。それを分かっているかのようにリーリーは何往復もへりを歩いていた。これが人気者として生きるってことなんだなと感じ入った。

 リーリーはずっと見ていられるくらいエキサイティングだったが、同じくらいリーリーを見ている人の会話を漏れ聞くのも楽しかった。後ろにいた女子二人組が「 パンダにとっての笹って人間でいうとどのくらいのご飯なんだろうね〜」「肉とか?」「肉は言いすぎじゃない?」という会話をしていた。私も肉は言いすぎだろうと思った。他にも動物博士キッズによる豆知識などを漏れ聞くことが出来た。ふ〜んと思ったけど、なんて言ってたか忘れた。私も友人に「パンダのうんこっていい匂いらしいよ」という豆知識を披露した(藤岡みなみの「パンダのうんこはいい匂い」という本に書いてあった)。

 パンダ以外にもいろいろ見たが、私がパンダの次に見たいと思っていたオカピは残念ながらその日はいなかった。先日博物館の哺乳類展(これも上野)でめちゃくちゃでかいオカピの剥製を見てからずっと気になっていたのだ。めちゃくちゃでかいオカピの剥製は、ミストの最後の方に出てくる森を通り過ぎる謎の生き物を思い出させる。あれには怖いを通り越して畏敬の念を感じた。でかい生き物は神聖だ。ただ、今調べたらオカピはそんなにデカくなさそう。じゃあ私が見たやつは一体なに?急に怖!